2015年3月8日日曜日

最高峰シンセをスタジオ導入!


こんにちは。

もうそろそろ春も近づいて新しい出会いもあるドキドキの今日この頃、コルグスタジオにも新人が入ってきました!

新人といっても、恐れ多い、人生の全てを察しているかようなその貫禄。。。

そう、コルグシンセサイザー最高峰の

KRONOS(クロノス)様です!!!!


スタジオをよく使っていただいている方は「あれ?それ前にもあったけど、、」とお気づきの方も多いかと思います。
KRONOSは今までにバージョンアップをしてきましたが、今回は内容はもちろん、ボディーのデザインも一新し”新しいKRONOS”として、生まれ変わりました。

KRONOSの魅力をお伝えすると恐らくブログ記事100回以上になってしまうので、簡単に説明しますと、2005年に発表して世の中のキーボーディストのドギモをぬいた「OASYS」というモンスターシンセサイザーがありまして、




当時、約80万円という価格にもかかわらず、世界中のプロミュージシャンが挙って使ったコルグのフラグシップシンセです。

その意思を引き継ぎ、更にSSDの採用、新たな9つの音源など、OASYS以上の性能を持ち、尚且つ、低価格になったシンセサイザーが今回のKRONOSです。




自動デジタル知能とも言うべきKARMA機能をはじめ、その機能をご説明するときりがないのですが、今回の新しいKRONOSの1番の特徴は、新たに加わったピアノ音源、

ベルリングランドです!


ピアノ音源というのは、ソフトシンセでも色々出ていますが、良いものは非常に高価なものが多いです。その理由というのは、88鍵盤あるすべての音を繊細にサンプリング(録音)しなければならず、また、それにはコンディションがよいピアノを用意する事はもちろん、コンディションのよい環境で録音することなど、非常に高い技術が必要とされます。

又、シンセサイザーなどの鍵盤楽器を購入する際、ピアノの音色を気持ちよく弾けるという事が、キーボーディトにとってはその楽器を判断する基準になる事が多いです。

という事で、


【ベルリングランドを弾いてみた】


今回はスタジオでよく使われているヘッドフォンを使い弾いてみました。
一言で表すとすれば、

と に か く "深い" です。。。

一つの音を弾いた時もただピアノの音が鳴っているだけでなく、ピアノの音の”旨味”がとにかく全部入っているという感じで本当に感動しました。
はっきり言って、ピアノ音源という意味では最終着点に到着したのではないでしょうか。

ここまでリアルな音を出せる理由は色々あるのですが、SSDの採用ももちろん、このベルリングランドにはとてつもないメモリ容量を使っているとの事です。
又、仮装デジタル処理を行わない、ノンループサンプリングもその理由だと思います。
大げさではなく、全く別次元といっても過言ではないと思います。

その他、細かいところですと、ピアノの蓋の開け具合もタッチパネル画面で指一本でできます。



本体も国内生産ですが、鍵盤も京都で作られているRH3(リアルハンマーアクション3)を採用しています。


今回はKRONOSのピアノ音源に特化してお伝えしましたが、他の音源も素晴らしいですし、nanoPadなどの接続もできます。
又、ワークステーションなので、これ一台で制作までもちろんできてしまいます。

先週からCスタジオに常設となった"新しいKRONOS"。是非、体感してください!

袴田

KRONOS詳細はコチラ
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kronos2/