2014年6月1日日曜日

軽い!って素晴らしい!最軽量シンセKROSS


今回は、これからバンドでキーボードを弾くかもしれない、また、部屋に一台鍵盤楽器がほしい!など、
これから鍵盤楽器をはじめる方にオススメのシンセをご紹介します。

今回ご紹介するKROSS(クロス)は、KORGの最新モデルですので、内蔵されている音色のクオリティは、飛び抜けて素晴らしいです。
(スタジオではCstudioに常設してあります。)


実際の音に関しては以前紹介させていただいたので、そちらを参考にしてみてください。
●「KROME」「KROSS」ピアノ音色をくらべてみた



このKROSSですが、その魅力は沢山あるのですが、なんと言っても一番の特徴は、
とにかく軽い!!!!!!!!!! という事ですね!


重さはなんと驚異的な
4  .  3  k  g  で  す  ! !

どの位の重さかといいますと、

●エレキ 1本分
●リンゴ 14個分
●2Lペットボトル 2本分

と非常に軽いです!

女子にも人気があるシンセでもあります。
ブログ初登場、KORGのアイドル(志望)も軽々と持てて上機嫌です(笑)


以前の軽量シンセX50は両側に持ち手が付いていたのですが、今回のKROSSは真ん中に持ち手が付いているので、そのあたりも非常に便利になりました。


又、専用バッグはギターのように背負えるデザインになっていますので、電車での移動も全く苦になりません。
中堅のKROMEも軽くなった事で話題になりましたが、KROSSはそれよりも軽くなりました。
他のシンセと比べるとその重さが一目瞭然です。



上位KROMEKRONOSとの違いは、単純に拡張性です。
シンセ一台でどれだけの事ができるかというところに尽きます。

KROSSでも簡単なシーケンサー(曲作り機能)はついていますが、上位機種ほど本格的にはできませんし、操作パネルもカラーではありません。
KROSSはバンドでの演奏に特化した操作性を持っているので、音色選びなども簡易的になっていて、非常にわかりやすくなっています。

使いたい音色を感覚的に操作し、瞬時に呼び出せるのは本当にうれしいです。





そして、KROSSならではの特徴として、なんと、
単三電池で動いちゃいます!



ストリートでの演奏時は非常にうれしいですよね。

他には、ボコーダー機能も付いていますし、MIDI端子やSDカードスロットも付いています。USB端子も付いていますので、PCでの曲制作でもKORG最新内蔵音色を存分に使う事もできますし、MIDIキーボードとしても、もちろん使えます。
LINE端子も付いていますので、iPodなどを繋いで演奏する事も可能です。


あとは、他のサイトレビューであまり触れられていませんが、付属のACアダプターが簡易的なものになりました。

左が従来のもの、右がKROSSのアダプターです。


持ち運ぶとなるとアダプターの重さもバカにならないですよね。プチうれしいところです。

KORGは軽量シンセに早くから着手していたメーカでもありますが、今までのX5,X50などと比べて、ただ軽いだけではなく、非常に”使えるシンセだな”という感覚を持ちました。
操作性は以前に発売していたPS60を継承しているようにも思えます。
なので、PS60の使いやすい操作性と、X50の軽さを合わせ持ち、尚且つ最新の音源を搭載し、接続端子などもこれでもかとのせた、
ラーメン屋で言う「全部のせ」感を漂わせています(笑)。

と、ここでお腹いっぱいだと思いますが、最後にもう一つ。

このKROSSは今回の61鍵盤の他に、88鍵盤(ピアノタッチ)も発売されているのですが(スタジオでの常設はございません、、スイマセン)、これがすごい事になってます。

私もゴロゴロカートで、88鍵盤をのせて電車移動した事が何回もありますが、これほど試練な事はありません。しかもライブのリハ前に一日の全体力を使い切るという、なんとも悲惨な状況になります。経験をした方でないとわからないと思います。(笑)

このKROSSの88鍵盤が、なんと
12.4kgと世界遺産並の、驚愕軽量になっています!

他の88鍵盤と比べるとこんな感じです。



KORGの歴史的なシンセ、M1TRINITYの61鍵盤よりも軽いんです!
61鍵盤より軽い88鍵盤ってなんなのさ!?って話です。
88鍵盤でこの軽さのピアノは私の記憶では存在しなかったと思います。

KROSSの魅力、おわかりいただけましたでしょうか?
昔はキーボーディストとドラマーは車を持ってないと仕事にならないなんて言われた時代もありましたが、ここまで軽量ですと、車なんていりませんし、手軽にマイシンセを所有する喜びも同時に味わえます。

最後にH ZEET MさんのKROSS映像をお楽しみください!


スタジオではCstudioに常設していますので、お興味ある方は是非お試しください。


●KROSSの詳細はこちら


袴田