2014年2月12日水曜日

VOXギターアンプ Night Trainを「新」「旧」でくらべてみた!


みなさんこんにちは!

今回からはじまるKORG STUDIO機材ブログ!

スタジオ内にある機材、新入荷情報などをドンドン!ドンドン!ご紹介していきますので、
みなさんどうぞよろしくお願いします!

さて、記念すべき第一弾は「NightTrain G2」です!

発売日が去年の終わりになりますが早速、当スタジオに入荷いたしました!
発表当初から大注目されているNightTrainの新型、今回はその全容に迫りたいと思います!

まず目に入るのは、トップパネルがクールなブラックのコントロールパネルです。



このパネルの色は、普通のブラックではなく、グランドピアノのような鏡面のブラックなので、
とにかくカッコイイ!!

ヘッドアンプ、キャビネット上部のグリップも非常に握りやすいグリップに変更されていますので、
運搬もこれまで以上にスムーズになるかと思います。

もちろん!変更点は外見だけではございません!

早速音を出してみました。



弾いてみて感じるのは圧倒的な音圧、そして真空管の温かみ。
高音は耳に刺さらずEQの効きも非常にいい!

ギタリスト達はしばしば、音の粒ぞろいや音圧に関して過剰なまでに反応するものなのですが、
そういった点からも非常にギタリストのツボを押さえていると感じました。
さすがVox!

そして感じたのがキャビネットアンプの品質です。

ドンシャリの音を出したいからといってついついBass、Highを上げがちなギタリストですが、
アンプの横に立っている時は気持ちのいい音が出ているのにアンプの正面だと非常にチープな音になっていることはありませんか?
特にソリッドステートアンプなどで顕著に表れる現象なのですが、
このよくある現象がG2からは感じられないのです。
どういった意図から抑えられているのか、その理由はさっぱりわかりませんが
キャビネットスピーカーの品質が非常に高水準であることは確かなようです。




スピーカーの話ばかりしてしまいました、、

このG2は2チャンネル仕様で、
BRIGHTチャンネルGIRTHチャンネルに分かれています。
BRIGHTチャンネルは主にクリーン、クランチサウンド。
非常にクリアな音でゲインを上げても歪みすぎず所謂、歪みのスイートスポットを探しやすいと思います。
更にThickスイッチ(Boostスイッチ的なものです)によって音にメリハリがでますので
バンドなどでの存在感は増すばかりです。

GIRTHチャンネルは主にオーバードライブサウンドです。
Gainの効きが非常にいいので、ハードロック、ラウド、スクリーモ、メタルなどで活用できるチャンネルです。
Night Trainはもともと歪みアンプでも有名ですからね!

個人的にはこのGIRTHチャンネルがほかの真空管アンプと比べて秀逸で音の粒がそろい、
纏まって聞き手に届くと感じました。
それがまさに“音圧”そのものに直結しています。

今作G2から新たに独立したリバーヴも実装されました!



気持ちのいいアルペジオ、コードソロをお楽しみいただけます。
前作同様、トーンカットノブもありますので音作りの幅は非常にひろいです。

いかがだったでしょうか。
今月23日からAスタジオにて、常設機材の仲間入りとなりました。
(さみしいですが、古参のNight Trainは倉庫へと;;)

前作から本当に色々なところが進化していて、特に歪みチャンネルが素晴らしいものに仕上がっています。
正直、ギタリストにしかわからない変化かもしれませんが(汗)
俺の耳はロック色で染まっているぜ!という方がいましたら是非是非、当スタジオでお試しください!

その他、スペックなど詳細はこちら


以上、新作Vox Night Train G2のレビューでした!